出演者のマスク着用を強要されたとされる「劇場、音楽堂等における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」について

演者原則マスク 劇場再開指針 – Yahoo!ニュース

こんなタイトルの記事がありまして、マスクをしないと舞台立てないのか〜い、と吹き上がっている方がいた。タイトルの雰囲気からしたらもっともなんですが、大抵こういう極端なタイトルは釣りなので、一次ソースを調べました。

参照元(劇場、音楽堂等における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン)

まず必要な箇所を引用。適宜略してます。

1 はじめに
すべての項目の実施が活動再開の必須条件ではありませんが、基本となる感染予防策を実施した上で、より感染予防効果を高めるための推奨事項として、今後の取組の参考にしていただきたいと思います。

https://www.zenkoubun.jp/info/2020/pdf/0514covid_19.pdf

この時点で「解散」と言っても良いのだけど、せっかくなので当該箇所付近も省略しつつ引用します。

5 公演主催者に協力を求める具体的な対策
以下は参考のための例示として掲げるものです。
<公演当日の対策>
(4)公演関係者の感染防止策
表現上困難な場合を除き原則としてマスク着用を求めるとともに、出演者間で十分な間隔をとるようにしてください。また、公演前後の手指消毒を徹底してください。

(太字引用者)

https://www.zenkoubun.jp/info/2020/pdf/0514covid_19.pdf

当然演劇などはマスクをしていたら表現的に成り立たない場合が多いだろう。ちゃんと読めば、そういうケースに配慮した内容と受け取れるんだが、どうして「原則マスク」だけを強調するんだろうか。見出ししか見ない人は世の中に山ほどいるんだから、もう少し正確なタイトルをつけて欲しいと切に願う。

ちなみにこのガイドラインはかなり具体的に今後の劇場のあり方を示唆するところがあるので、ステージ関係者はざっとでも目を通すと良いと思います。(ていうか実際ありがたいっすよね?)

しかしガイドラインを斜め読みすると、どう考えても今まで通りの予算で舞台芸術活動を行うのは難しいと思われます。余計なことを言って感情的負債を日銀のごとく買いまくった平田オリザですが、彼の発言の是非はともかく中小規模の舞台芸術が根本的な危機を迎えていることは間違いありません。

キャパが1/2になるとしたら、まず俳優にギャラは出ないし、そもそもスタッフにだって払えるか難しい。チケットの値段を爆上げするか?しかし歌舞伎みたいな値段を払って小さい劇場にくる人がいるかね?いないよなあ。ということは、助成金なり補助金なりが絶対必要。それが無理だったら物販。でも、グッズ買う人なんて、どんだけいるの?初期投資できる?

まあ、今までの枠組みでは無理っぽいですよね。なんとしたものか。宗教でも始めた方がいいかもしれません。トホホ。

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