増殖するケーブルと紙の管理

音楽をやっている限り、紙とケーブルは年々増殖する一方。増えてくれと頼んだ覚えはないのに勝手に増えていきます。困ったものです。

寝言はさておき、特に今年はケーブルの管理が大変な年だったと個人的には言えそうです。長さ10cm強のパッチケーブルから、マイク用・映像用の長さ数十メートルのロングケーブルまで、気づけば色々な種類のケーブル相手にしました(すっごく長いケーブルほど8の字巻は意味があると痛感しました)。

ケーブルは超ロングのものでなければ、100均のファスナー付きのA4サイズ(もしくはそれ以上の大きさ)の袋に入れて管理しています。同じく100均で白ガムテープを購入し、油性マジックでタイトルを太書きすれば、視認性よく気持ちもスッキリします。白ガムを使うアイディアはギタリストの山口和也さんがYouTubeでやってるのを真似してみました。船劇場の工具整理の時もこの方法を利用させてもらいました。これでかなり使いやすくなったはず……三津さんが船劇場にいらっしゃる時のリアクションが楽しみです。

ケーブルに話を戻すと、ある程度の長さまでは上述の方法で問題ないですが、超ロングのケーブルはちょっと悩みます……一般的な劇場の現場だとザルに入れてるっぽいですが、船は湿気が多いんで密閉されたところに入れたい気もします。ザルにラップをするとかいうバカバカしいアイディアも一瞬浮かびましたが……要研究であります。

年末に向けて、あるいは年始の公演に向けて、まだまだケーブルと機材の整理は続く。

さて、紙の方ですが、こっちのメインは台本と譜面ですね。あとは確定申告関係の書類と機材の説明書。スキャンしていつでも捨てられるようにできているものもありますが、実際には捨てづらい(捨ててはいけない)書類が多いものです。紙の整理は梅棹忠夫先生の『知的生産の技術』で紹介されているフォルダ分類法を取っています(最初にフォルダのことを知ったときは、フォルダってPC上の概念だけじゃなかったんだとカルチャーショックを受けました)。これだと、とりあえずタグづけされたものがどこかにあるはず、という安心感があるので、心置きなく保管することができる点がすばらしいです。そんな気持ちでいたせいか、最近までは年代も内容もかなりバラバラに保存してました。しかし流石に数が増えてきた現在、種類もしくは名前順などで管理し直そうかなと思い始めています。

2020年10月8日 備忘録

仕事が一瞬落ち着いたのを機会に再開します。

エディ・ヴァンヘイレンが亡くなったようです。65歳。かなり病気が多かったみたいだから、相当大変だっただろうと想像します。お疲れさまでした。

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孫さん主導による2000円(激安!)PCR検査。

CNN.co.jp : 新型コロナウイルスは空気を介して感染しうる 米CDCが確認

”屋内では浮遊菌を減らすために空気清浄機を使うことを勧告”

換気だけじゃなくて空気清浄機という手もあるのか。

手袋の着用、学校の消毒で新型コロナ感染は防止できるの? 過剰な感染対策を減らすためのポイントとは

日々の生活(仕事)に関わるので長めにまとめます。実際にマウスシールドをしている接客店員を見た時、直感的に効果が低そうだと感じたがやっぱりそうだよなあ。

  • 手袋の着用で安心するのは良くない
  • 学校などを広範囲に消毒することにあまり意味はない
  • フェイスシールドは自分を感染から守るもので、相手に感染させないためにはマスクと併用する必要がある。口元だけのマウスシールドは感染防止には心許ない。
  • 最も感染リスクが高いのは、互いに近い距離で、対面で、マスクを外して会話をすること
  • 無症状であっても、発症直前の時期はウイルス量が多く他人に感染させてしまう

“環境表面に感染性のあるウイルスがいる可能性がどれだけあるのかという視点、つまり、リスクをグレードでとらえる必要”

“身体から出たウイルスは現実世界の環境表面でそれほど長く生きていられないだろうと考えられています。ある環境表面に感染性のあるウイルスが残っていて、そこにたまたま触れた手に付着して、さらに感染力を失わないうちに手で顔の粘膜に触れ、細胞に感染するという複数の段階を必要とする接触感染は、飛沫感染に比べてとても効率の悪い感染経路”

“手袋をつけ続けることは感染防止効果よりも、ウイルスが付着したままの手袋によって感染を拡大してしまう可能性”

“あちこちに触れて汚染を広げる可能性があるため、病院では手袋をつけっぱなしにしない”

“感染者が多発していない限り、人がよく触る場所であってもウイルスが付着している可能性はそこまで高くありません。必要以上に広範囲な消毒を行う必要はなく、通常の掃除で十分です。これまで子どもたちが掃除をしていたのであれば、掃除後に石鹸と流水で手洗いをすれば感染するリスクは低いでしょう。手洗いはそのほかにも食事の前や外で遊んだ後、トイレの後などに行う程度で良いでしょう”

“フェイスシールドは病院で、自分が感染することを防ぐために使うものです。口から出る飛沫を抑える効果はマスクに比べて低いことが指摘されており、人に感染させないために使うものではありません。そのため、使う場合にはマスクと組み合わせて使います。単体で使う場面は病院ではありません”

Microsoft PowerPoint – 総ー1(コロナ特例的対応)_局長後セット版_公益レク後

重症患者対応時の医療報酬の増加。

マスクが新型コロナの重症化を防ぐ、という仮説(忽那賢志) – 個人 – Yahoo!ニュース

唾液PCR検査、感度は9割 北海道大が発表:朝日新聞デジタル

アビガン、10月中に承認申請へ 治験で確認された効果とは?専門家は2つの問題を指摘

接触確認アプリ「COCOA」で通知を受けたらどうする?–PCR検査を経験した4人のリアル – CNET Japan

“接触通知を受けたからといって、必ずしも受診したり自宅待機したりしなければならないわけではない。厚生労働省のウェブサイトでは、症状がある場合や過去2週間以内に身近に接した方に感染者や症状のある方がいる場合を除き、「普段通りの生活をしていただいて差し支えない」と説明している。”

“(アプリで通知を受けた場合)自覚症状がなくても公費(無料)でPCR検査が受けられる”

通知から検査結果までのスピードがもっと上がって欲しいという意見が目立つ。(1ヶ月くらい前の話だから現在がどうかは不明)

トランプ氏をモルモット扱いの声も 未承認の抗体カクテル療法とは? 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

回復者の中から選んだ2種類の最善の抗体を薬として注入。2種類混ぜることが「カクテル」という名称の由来。

コロナウイルス感染を図式化 – 新型コロナウイルス情報室 – Quora

PCR検査について。

  • PCR検査では、潜伏期間には陽性が出ない
  • 迅速検査(抗原検査)ではさらに感度が低く、もっとウイルス量が増えないと陽性が出ない
  • 検査で陽性が出るようになるタイミングと、感染性を持つようになるまでの期間はとても短い
  • PCR検査では、感染性を失ったあとでも陽性が出てしまう

感染の時間的特徴について。

  • ウイルスに曝露してからしばらく何もない「潜伏期間」がある
  • 潜伏期間を過ぎてから、他者への「感染性」を持つようになる(この初期が一番ウイルス量が多い)
  • 感染性を持つようになった1~3日ほど後から「症状」が出てくる
  • 症状が消えるのと感染性の消失はほぼ同時期
  • 回復してもまだウイルスの排出はしばらく続く

COVID-19ワクチンの接種は「努力義務」 – 新型コロナウイルス情報室 – Quora

接種強制はしないが強く推奨。そして副反応時の補償あり。最終的な判断は自己責任。

10月3日『創作影絵人形劇「極楽金魚」』振り返り

ずいぶん久しぶりの更新です。

つい先日(10月3日)久しぶりの公演『創作影絵人形劇「極楽金魚」』があり、その余韻も覚めやらぬ中、並行して動いていた次の横浜ボートシアターの企画『白い影絵』が本格化します。次の企画についても色々書きたいんですが、今回は『創作影絵人形劇「極楽金魚」』のことについて、スタッフ的な観点から振り返ります。

本公演は初めてのライブ配信を行ったのですが、その際のテクニカルな部分の御膳立てを、カメラの映り方の設定(露出とかホワイトバランスとか)以外は全て僕が行いました。これを無事に乗り切るのが無茶苦茶プレッシャーのかかる仕事でした。

当初(配信クオリティ的な意味で)無事にやり通せる自信がなく、無料配信が可能か劇団と相談しました。しかし、劇団からは無料でやるのはNGと返事。今思えばその決定があったからこそ今回の成果が得られたわけですが、仕込みと動作チェックが終わるまで、毎日頭が沸騰しそうなくらい悩みながら色々考えてました。そして諸々の事情によりなかなか必要な機材が買えず、本番が近づけば近づくほど音楽よりも配信に関わる作業で忙殺されるという始末……(幸い配信の反響は悪くなかったので、その甲斐があったかなと思います)

一番不安だったのはWi-Fiの強度。上り無制限の強そうなルーターをレンタルするのはいいけど、果たして公演中無事に皆様にお届けできるのか? 結果はご覧になった通り。前半微妙にコマ落ちが発生していたので、配信後、会場での撮って出しを視聴可能にするサービスは妥当かなと個人的には思いました。ライブ配信のクオリティに関しては、小さい規模だとこれが限界かもしれません。もっと予算があればさらに高価な機材を使って安定した配信ができるような気がします。

今回、配信への音声入力・録音に8ch入力のMTRを使用しました。しかし、その仕様をじっくり頭に入れる時間がないまま会場入りしてしまい、なんとなくな感じでスイッチャーに音を突っ込むという気持ち悪い使い方になってしまいました。今時なんでMTRにしたかというと、PCでの録音に対する漠然とした不安があったためです。会場の船は電源が弱く、時たま電圧が100Vよりもかなり下に落ちます。そうなったときAI/Fが異常動作しないかかなり心配でした(過去に一度、船ではない会場で本番数時間前にAI/Fが低電圧でぶっ壊れ、ダッシュで代替品を買いに行った苦い思い出があります。あれ以来、持っていけるスペアは可能な限り現場に持っていくようになりました)。電源の弱いところではアダプターからではなく、PCからバスパワーで電源が取れるインターフェースの方が安心ですね。と言いつつ、今自分はアダプター経由のやつしか持っていない。次の本番までには買い換えたいところです。

なお、ライブ配信ではなく音楽の方での細かいトラブルもありました。今回本番中に比較的電流を使うエフェクター(Eventide Time Factor)が少なくとも2度ほど電源が落ちました。幸いにもそのエフェクターが目立たない箇所での事件で助かりましたが、派手に使うシーンもあったのでその時に落ちなくて良かったと心から安堵しています(もうちょい電流を使わずに済むエフェクターに変えた方が良さそうですね。Time FactorからDD-500あたりに変えると思います)。

さらに余談ですが、今回足元のエフェクターの大半に電源を供給したのは、VITAL AUDIOのバッテリー付きパワーサプライでした。これが大当たりで、バッテリー付きでなかったらおそらく何回も音がブツ切れてたんじゃないかと思います。本番中も電源タップから電源は取ってたものの、実は全然電圧が足りてなかったらしく、家に帰ってコンセントに挿したら即座にバッテリーの充電が始まり、残りを見たら2〜30%くらいになってました。これまた本番中バッテリー切れにならなくて良かった……

ところで、今回は本番前の二日間、『創作影絵人形劇「極楽金魚」』の動画作品としての撮影も敢行。「遠藤さんの一番年下の友達」田中千里くんと、「田中くんの友達」我妻天湖くんがすごく頑張って撮影してくれました。これから僕も参加して編集するので楽しみです。