楽器練習のテンポ設定について

楽器を練習するとき、メトロノームは、ゆっくりなテンポから少しずつ目標値を目がけて上げていくことが多いかと思います。

僕は今まで、特に何の疑問も持たずに5刻みや10刻みでメトロノームの数字を上げて練習していたのですが、ふと先ほど、「この刻み方だと、テンポが速くなればなるほど、増加率が小さくなるではないか!」と気づいてしまいました。かなり今更な話ですが……。

実際、テンポが上がってくると、「さっきとあんまり変わんないな〜」と感じるようになってきます。そんな時、もうちょい思いっきりテンポを上げてもいいんじゃないか? 考える人はきっと僕だけではないはず!?

そんなわけで、本当にうまいアイディアかどうかは別として、増加率を一定にしてテンポを上げるには、どのようにメトロノームを設定すれば良いかを計算してみました。それなりに実用的でありそうな増加率を以下に二つ掲載します。

当たり前ですが、やはりテンポが速くなればなるほどだいぶ刻みは大きくなっていきますね。

(※以下のBPMは全て小数点以下切捨て)

【増加率 0.125 (19段階)】
40
45
50
56
64
72
81
91
102
115
129
146
164
184
208
234
263
296
333

【増加率 0.1 (23段階)】
40
44
48
53
58
64
70
77
85
94
103
114
125
138
151
167
183
202
222
244
269
296
325

断っておきますが、このテンポ設定ならびに増加率設定は完全に適当です。
この設定でうまくいくかどうかは分かりません(個人差もあるでしょうし)。ご興味ある方は自己責任でおためしください。

という感じで、無責任なアイディアでした。

諸々打ち合わせの日

本日は(というか昨日は)、『極楽金魚』装置仕込み・その他諸々の打ち合わせで遠藤さんのお宅へ。

今回、音楽だけでなく、ちょっとした小道具の仕込みもお手伝いすることになりそうなので、そのプロトタイプ(というか、まんま買ったままのもの)を持って行って試したり、スケジュールの打ち合わせをしたりしました。小道具のプロトタイプは遠藤さん・紗矢さん双方ともに結構好評なので、完成後どう料理していただくかが楽しみです。今まで挑戦したことのない分野なので、どうなるか自分でも不安ですが、なんとか作品に貢献できればいいなと思っております。

しかし、8月も結構タイトなスケジュールになりそう……。『恋に狂ひて』の時とそんなに変わらない忙しさ。まあ、油断は禁物とはいえ、今回は本番が近づくにつれてやることは減っていく見込みなので、そこだけはちょっと気が楽です。

『金魚』の音作りはここ一週間くらい中断していて、代わりに楽器の基礎練習を徹底的にやっております。少しでも余裕のある時に集中してやっておかないと、なかなか演奏レベルの底上げは難しいですし(本当はどんな状況であれ毎日やらなければいけないのですが……)。

余談ですが、最近自己管理の参考になればと思って「行動分析学」に関する本を読んでいます。今は実際に応用する際のノウハウが書かれた本に手を出しているのですが、かなりきめ細やかにデータを採取したり、妥当性を検証したりするのだなあ、と感じ入りながら読み進めています。自己管理にそのままの形で活かすことは難しそうですが、エッセンスを取り入れて練習プロセスの改善などに取り入れることはできるかもしれません。

ちなみに、「行動分析学」は「心理学」の「し」の字もないですが、「心理学」のサブカテゴリーらしいです。